沼の底からこんにちは

君とJETなDOするLIFEなう @KUMA70145184

5×20に入った感想

 

ただいまです。

札幌から東京に帰ってきたよ。札幌土産に購入した馬油を、寒波で乾燥しまくった己の体に塗り込みながらブログを書いています。

 

11月の北海道、それはそれは寒かった!

普通に吹雪!!北の大地、凄まじい!!

 

まずね、自担グループじゃないのに遠征した理由から。

記念すべき嵐20周年のツアー。どうしても行きたい。と、気合いを入れて『いつどこ』にチェックを入れたばかりに、まさかの札幌の地が当選。『いつどこ』のチェックの重みをひたすらに感じる日々。試されるオタクとしての精神。嵐さんに、来るよな?と言われたら、いつでもどこでも行くしか!ない!!と気合いを入れたものの、当然のように当落が出た時点で飛行機もホテルも全て埋まっていた。そう、嵐舐めてた。当落前に抑えるのが嵐界隈では常識だった。民宿からトリバゴまで、くまなく探しても見つからない。嵐様の威力の凄まじさをこの時点でひしひしと感じる。日々じゃらんとにらめっこ大会を繰り返し、飛行機の増便やホテルのキャンセル待ちを狙ってなんとか行ける手配を整え、この真冬の北海道に家族旅行を兼ねて行くことになったわけだが。

 

向かう道中は既に嵐のツアバを持った方々で溢れ、到着した市内も全てが嵐ムード。今まで様々な地に遠征をしてきた私だが、ここまで町ぐるみで、いや県を超えてコンサートが経済を動かしていると感じたことはなかった。とにかく大勢の人間が嵐のために動いていた。街行く人の姿を見て、『今日コンサートあるんじゃない?』と気づくレベルじゃない。むしろコンサートに行かない人の方が少ないんじゃないか、そんな世界。いつもの私なら、せっかく遠征するなら多ステしたいなんて考えてしまうが、そんな甘えた考えの人はいなかった。皆、己の1公演のために、全国各地から嵐5人のために極寒の地に向かう強者達。吹雪もなんのその。そんな熱量を感じながらコンサート会場に向かった。

 

私が最後に嵐のコンサートに入ったのはもう7年以上前だった。理由は明白で、キスマイに降りたからだ。嵐のチケットが取りづらくなってからも、名義は残してはいたものの、本当に行きたい人のために、私なんかが入るべきじゃないと思っていた。だから当選しても、本気で嵐を好きな人のためにチケットは差し出していた。だってもう、降りたんだから。

ジュニア時代の松本さんの担当になってから、嵐が10周年を迎えるまでは松本さん一筋でずっと応援してきた。嵐のコンサートは自宅にあるライブDVDで見続けていたため、最近の雰囲気もなんとなくわかっていたけれど、やっぱり人気が出て、チケットが取りづらくなってからは、体感的に「遠い」って感じがしていた。人気が衰えない理由も『国民的だから』『嵐は人気だから』で片付けてしまって、なぜ嵐の5人があんなにも多くの人を魅了するのか、については忘れかけてしまっていた。

 

それがね、

今回久しぶりに入って思ったのが…

『変わってない』という率直な感想だった。

ものすごくいい意味で、変わっていなかった。

それが20年間、変わらず全国の嵐担に愛され続けている理由なんだということがハッキリと分かって、勝手に嬉しくなって、勝手に感動して、勝手に泣きたくなって、勝手に幸せになって、勝手に寂しくなって、と、溢れ出る感情をどうしても抑えきれなくなり、ブログ書いてます。

えぇ、いつもの通り長々と、書かせていただく!

ちなみにここまでが前書きね。

長い。

 

 

まずね、

噂のキラキラ過ぎる装置。

全面スワロフスキーが使用された5×20のロゴ入りセットを背負って登場する5人。

もうね、お金持ち!!!富豪!!セレブの豪遊なんだわ!!松本さんがやりたいって言ったことが全て実現できる嵐の経済力に感動したし、このセットを作っているのは紛れもなくアラシックの経済力。とにかく素晴らしかった。全国から嵐のためにファンが会場を埋めつくせば、こんなに豪華絢爛なセットや衣装が作れるし、それを背負って、キラキラの照明を浴びて輝けるんだなと思うと、これがほんとの感謝、感激、雨嵐としか言いようがなかった。登場シーンから既に夢の世界へGoしちゃって、『あ、嵐生きてる…』なんて茶の間な感想しか出てこなかったよ…もうね、ほんとに夢が過ぎる。

 

巨大すぎる全面モニターも圧巻だった。映像がとにかく凝りまくっていて、5人の表情が大画面で存分に映し出されるだけではなく、舞台上で踊る5人と、リアルタイムで映し出されるMVのような凝った演出が混ざりあって、もうどちらを見ていいのか分からなくなった。突然足元アングルから映し出されたり、プロジェクションマッピングの様な映像が始まったりと、どの演出もとにかく見逃せなかった。目がね、足らん。メインモニターが見えない見切れ席は本当にもったいないし、私はド天井でもいいからメインモニターの映像を楽しみたいと心から思った。普通、ドームだったらステージサイドの2~3ブロックは黒幕で潰して、その横から見切れ席が用意されているけれど、嵐はステージの真横のぎりっぎりまでびっしり客を入れている。制作解放席とかなのかもしれないけれど、正直そこまで入れなくても…と思ってしまったが、あそこまでびっしり客席にしても埋まるのが今の嵐。でも、メインモニター見れないのは勿体なすぎるので、見切れ席の人は是非2回入れてあげてくれ!そのぐらい、メインモニターの演出が素晴らしかった。合間合間で衣装やセットチェンジの度に映し出される映像も単なる繋ぎ映像ではなく、一瞬も見逃せない。20周年のアニバーサリーに相応しく、過去の映像とのリンクが多数用いられていた。結婚式のメモリアルムービーばりに泣ける嵐5人の成長ムービー。デビュー曲で昔のセット風の映像が流れ、昔の衣装を模した5人が映し出された時は叫んだね…あの松本さんのハットね!!かわいいのよ!!随所随所で過去と現在をリンクさせる演出に心踊らされたし、毎公演で撮影しているらしき5人の写真が次々映し出された時なんてもう、号泣必須。なんて素敵すぎるアニバーサリー演出。こんな披露宴は見たことがないよ。

 

 

私は今回、ペンラ自動制御システムが開始されてから初めて嵐のコンサートに入った。曲に合わせて自分でペンラの色を変えたり、メンバーが近くに来たらそのメンカラに変えたりと、忙しいながらも手動ペンラのアナログ感を楽しんでいた私にとって、自動制御はいささかどんなもんや?と疑問を抱えながら入ってみたものの、感想は当たり前のように『素晴らしい』のひとこと。

ペンラを制御することの最大の旨みは、暗闇を作り出せることだった。曲間に一瞬にして暗転から一面光のカーテンを生み出すことは、アナログペンラでは絶対に不可能。光を生み出すことは出来ても、暗闇を作ることは絶対にできない。その緩急を作り出せることが、最大の魅力のように感じた。あと、地味に驚いたのは、元々セットされている5色+白だけでなく、自動制御中はその中間色が湧き出るように出てくる出てくる。おまえ、こんな色も出せるんか!?って持ってる右手が震えるほど、見たこともない淡いミルキーカラーやビビットカラーで光る私の右手の突起物に対し、尊敬の念すら覚えた。私の右手は今、完全に嵐さんのものであって、自らのものではなく、彼らの意志によって演出の一部として動かされている。たった2500円でコンサートを一緒に作り出すことができるなんて…まじでペンラの自動制御開発した人天才かよ…ちなみにアンコールの嵐コールに合わせてっていうかむしろコールより先に客席にARASHIってペンラ文字が浮き上がるのがなんか可愛かったです。嵐側がアンコールしてるみたいじゃん。

 

と、コンサート全体の演出は確かにお金かかってるし、昔と比べると進化している。でもね、1番感動したのは、ちゃんとお手振りタイムが変わらず存在すること。『お手振りコン』『ファンサコン』なんて野次られてた時代から、そこだけは変わってないの。ちゃんとファンの顔を見ながら盛り上げるお手振りタイムがしっかりと設けられてて。そこには昔と何も変わっていない5人の笑顔があった。両手を大きく広げて上の方に声をかけ続ける翔くんも、ひらひらと手を振るニノも、大きな瞳で自分のファンを撃ち抜く潤くんも、ぴょんぴょん飛び跳ねながらしわくちゃの笑顔を見せる相葉ちゃんも、ファンサうちわに一生懸命答える大野くんも、何一つ変わってない。

そんな所が、嵐の変わらない最大の魅力だなぁ。

 

ちなみにセトリが神すぎて、神曲だらけでむしろ何が1番良かったのか記憶に乏しいのだが、久しぶりに入った私でも全曲問題なく盛り上がれたことは伝えておきたい。

しかし、唯一この曲どうした?と感じたのは、自己紹介ラップ曲がねじ込まれていたこと。

あとは、煽りのセリフも何一つ変わっていなくて、そんな所も懐かしくて涙が出そうになったポイント。松本さんにしっかり幸せにしてもらえました。

 

 

今回は非常にセンセーショナルな時期の公演という事もあって、そのMCの一挙一同をドキドキしながら見守った。前日のレポからして、プライベートなことには触れないんだなということは分かってはいたが、相葉くんあたりがうっかり口を滑らすんじゃないかとハラハラしたし、何も起きないことだけを願った。

結果、何も起きなかった。

私自身、ジャニーズのアイドルとは、ディズニーキャラクターの着ぐるみのように思っている節があって、その中身が誰だか知りたくもないし、知る術もないと思っている。だから、メンバーのプライベートに関してはパラレルワールドでの出来事として認識している。パラレルワールドで起きたことは、こちらの世界線には関係がないし、会場の中に持ち込むべきではない。アイドル側がそのスタンスなら、お互い合致しているし、それでいくべきだ。と、平和に公演を見ていたんだけどね……

居たんだよ!!叫び厨が!!!

MCの合間に、「〇〇、結婚おめでとうー!」と大声で叫ぶ輩がいたもんだから、もーびっくり!周囲の大人達が一斉にゴルゴ13の顔面になってしまった。

いや、空気を読もう。死人が出るぞ。

 

 

そして、もうひとつ、こちらはパラレルワールドではなく、実際に直面している活動休止問題について。

こんなに多くの人が嵐のために集まって、嵐を愛して、嵐5人もあんなに楽しそうで、こんなに幸せな空間なのに、どうしてその歩みを止めなくてはならないんだろうっていう葛藤はどうしても拭えなかったし、実際にコンサートに入ったら余計にその想いは強くなってしまった。

5人の方向性は完全に一致しているのだろうか、まだまだ話し合う余地はあるのではないか、だってこんなにも日本の経済を動かす一大イベントが終わったら、消費税率変わっちゃうんじゃないか?不景気加速するんじゃないか!?そんな心配すらしてしまうぐらい、嵐の活動休止には未だに疑問が残っている。

5人の最後の挨拶を聞いていると、活動休止最後の日まで走り抜けると言う人もいれば、今から世界中に嵐を巻き起こすという人もいるし、休止について一切明言せずにひたすらに今を駆け抜けている人もいる印象だった。みんなが聞きたい言葉はただ一つ、大野くんの「また戻ってくる」そのひとことだと思った。その言葉が聞ける日は、オーラスまでに来るのだろうか。

最近は、相葉くんが楽屋で歯を磨いているだけでも泣けてくると言っていた大野くん。20年も一緒にいたら、歯を磨いている音だけで殺意が芽生えててもおかしくないと思ってしまうのだが、嵐においてはそういった愛おしいと思える関係性が20年経った今でも続いているという。そんな素晴らしい人間に出会えた奇跡を、これからもずっと大切にしてほしいと願わずにはいられなかった。

 

地方公演の中日という、ご本人たちからしたら消化試合でしかなさそうな公演に入ったわけだけれども、嵐の5人はひたすらにファンに感謝を伝えてくれたし、今日という日をとにかく大切にしてくれた。何十公演もある中の1公演ではなく、来た人全員の今日を特別な1日にしてくれる、そんな素敵な人達だった。

本当にプロのエンターテインメント集団だなぁ。

 

だからこそ、ずっとずっと続いてほしい。

5×20で終わらずに、5×30、5×40と夢の世界はまだまだ続いてほしい。

そんな想いを抱えながら、無事東京に帰宅。

f:id:kuma70145184:20191117175046j:image

 

そして、今日は日曜日なのに病院でひたすら並びながらブログを書いています。

そう、風邪。

喉が赤くてどうしようもないのだ。咳が止まらないのよ。私は寒気に弱い。そう、お出かけ後に体調を崩すあたり、挙動は完全に老人なのだ。

 

ところが、ヲタクに暇なし。

そろそろ年末がやってくるもんね!

家でゆっくりとHDの容量を空けて、年明けを待つ日々です。